ストレッチについて
1.筋肉の質・柔軟性を高める。
2.新陳代謝促進。
3.リラックス・疲労解消。
まず、1.について。
筋肉の質や柔軟性というものは、加齢や運動不足によってどんどん衰えていくものです。
筋肉の質が衰えると筋肉で酸素を使う能力が低下し、脂肪が燃えにくくなります。
また、柔軟性が衰えると、同じようにウォーキングをしてもエネルギー消費が少なくなります。
つまり、「筋肉の質・柔軟性を高めること=やせやすい体質を作る」ということなのです。
次に2.について。
体内に老廃物がたまると「むくみ」という症状として現われます。
このむくみが体を冷やし、脂肪燃焼の妨げになります。
血行の促進は、やせやすい体質を作ると同時にさまざまな体調不良を解消します。
3.について。
ストレッチの基本は「気持ちよく伸ばすこと」です。
気持ちいいことはリラックスをもたらしてくれます。
「ストレス」で弱った心身を「リラックス」で癒しましょう。
ストレッチの5つのポイント
1.息を止めない
息を止めると筋肉に力が入り、緊張してしまい、伸びにくくなります。
まず、息を吸ってから吐きながら伸ばすこと。
リラックスすることが大切。
2.気持ちよく伸ばす。
無理をして痛いと感じるところまで伸ばすのは禁物。
「じわーっと気持ちいい」と感じる程度に伸ばすのが、最も効果的。
3.はずみをつけない
強いはずみや反動をつけて伸ばすと、筋肉を傷めてしまう可能性大!
絶対やらないで下さい。
4.やりたくなったときにやる。
「なんだか気分が乗らないなあ」と感じるときに無理にやる必要はありません。
でも「ダイエットしたい」とか腰痛解消や冷え性の体質改善など目的があり、気持ちが強ければ、一日の中で必ずやる気が沸いてくる瞬間があるはずです。
思い立ったときにすぐできるのがストレッチのメリットです。
5.毎日やる
たった一日でやせることができないように、ストレッチも毎日の積み重ねがたいせつなのです。
やればやっただけ筋肉の質は高まる反面、サボってしまえばあっという間に衰えてしまうのです。
この5つの点にさえ注意すれば、あとは個人の自由なやり方でOKです。
基礎代謝ダイエット
好きなものをたくさん食べているのにスリムな体型を維持している「ヤセの大食い」な人もいれば、
大丈夫かと心配するくらい少食なのに、悲しいくらい太るタチの人もいます。
おなじ摂取カロリーでも人によって使われる量が違ってくるということなのです。
どうしてでしょう?
原因は基礎代謝の違いにあります。
基礎代謝とは、体温維持、血液循環および内臓組織維持のために使われている「生きるために必要な最小限のエネルギー」です。
最小限といっても馬鹿にできません。
実は一日の消費カロリーの3分の2が基礎代謝で使われます。
基礎代謝の多くは筋肉で消費されるため、「ヤセの大食い」タイプは筋肉の質が高く、活性化しているのです。
よくダイエットというと、きつくて、汗をダラダラかくような運動をして、体に付いた余分な脂肪を直接燃やそうとしますが、苦しい上に面倒なのでなかなか長続きしません。
基礎代謝ダイエットとは筋肉を軽く刺激して、寝ているときもじっと座っているときも、脂肪をよく燃やし、太りにくい体質にしようというものです。
ストレッチのように筋肉を引き伸ばす軽い運動だと、疲労しないので、いつでもどこでも、何度でもでき、常に基礎代謝を高くキープする効果が期待できるのです。
参考文献
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