頭の疲れを取る体操(動画付き)
上頸とは頸椎(首の骨)の上の方にある部分。正確には頸椎2番の両脇で、後頭骨の終わった所にある窪みのような場所にあたります。
イラストと動画を参考にしてください。
ここは脳の血行を司るとても重要な場所です。
特に左側が脳に上がる血、右側が降りる血に影響しています。
ここが固くなると脳の血流が悪くなり、頭痛がしたり、頭の疲れを強く感じるようになります。
目の疲れもここに大きく関係していて、押さえてゆるめていくと頭や目がスッキリする、そんな急所です。
1.手を組んで親指を上頸(後頭部のすぐ下)に当てる。
2.そこを押すようにしながら上を向いて5秒で戻す。
詳しくは→他の4指を軽く組んで(親指が下向き)、てのひらを後頭部に当てます。親指だけで上頸(脳活点)を押さえ、顔を上に向けます。
指で押すというより、頭を上に向けることで、親指に乗せていくような押さえ方です。
3.これを3~4回繰り返す。
4.腹式呼吸をする。
以上です。
上を向くというのがコツで、通常、首を上に向けるだけで脳活点は少しゆるむのです。顔を上に向けていると、何だか頭の中がポカンとしてきませんか?思わず口も開いたりして、頭の中が「ゆるく」なることでしょう。
勉強とかデスクワークを長時間続けていると脳に充血するので、この部分を圧迫していると脳の鬱血が治まります。
また、ここをゆるめ、圧迫することを繰り返すと貧血も治ります。
つまりここは脳の血行を調整する場所なので、歯が痛くとも目が痛くとも、その手当てを行うときに、あわせてこの方法も行えば効果が早いのです。
★管理人補足★
この方法は血行不良によるめまいにも効果があります。
ただし、めまいがするときは水分や睡眠を充分にとることも大切です。
参考文献
野口晴哉 整体入門 ちくま文庫
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