手が疲れない「足のマッサージ法」(動画付き)
というお悩みを解消します。
体をうまく使うので、手も疲れず、軽い運動としても適しています。
ただし、最初に少し手を使います。
●がっせき(ひざを開き、足の裏をくっつける座り方)をして両手で足の親指の外回し。
●足の指を一本ずつ引っ張り伸ばす。
●足の指の間に手の指を入れて足の指の間を広げる。
という三つの動作です。
足の親指を回すと
●股関節をやわらかくする
●外反母趾を収める
という二つの効果があります。
そして指をほぐすのはすべての柔軟法の基本です。
足の指が固くなっている人は足全体も固くなり、内臓の機能も衰えているはずです。
足先から順番にほぐしていきましょう。
指をほぐしたら足裏への刺激を始めます。
1.足裏踏み
左足を開き、その土踏まずに右足のかかとの固い骨をあてがい、お尻を上げてよいしょっと体重をかけて踏みます。
体重配分はおおよそ右のかかとに50パーセント、つま先に50パーセントかかるように踏み、強く踏みたい場合はかかとに体重をかけるというように、適当に自分で調整して下さい。
そのとき、右のひざを左右に動かして右足首も回転運動でほぐします。
グリグリとマッサージするようにすると気持ちの良いものです。
20秒くらい。
2.足甲伸ばし
20秒ほど踏んだら、踏まれているほうの左足の甲を伸ばします。
左手をお尻の後ろについて体を支え、左ひざを浮かせ、右手でそのひざをつかみ、胸のほうに引き寄せます。
20秒。
3.アキレス腱伸ばし
次に、踏んでいる右の足のふくらはぎとアキレス腱のストレッチです。
踏んでいる右足のひざを前に押して下さい。
すると、ふくらはぎやアキレス腱が伸びていきます。
このとき、踏まれている足には、ほとんど体重はかかっていません。
20秒。
4.腰ねじり。
次にウエストねじり、腰椎のずれの矯正です。
押し込んでいた右足のひざを今度はそのまま内側に押し込みます。
そして、左のひじをその右足の太腿の外側に引っ掛け、右手は後ろの床につき、上体を右手の方向へねじります。
このとき、お腹をへこめてねじりますと、よく効きます。
20秒。
5.ここまでがワンセットです。反対側も同じように行って下さい。
効果
足の裏は腸と腎臓に関係しているので、ここを踏むと尿が出てからだのむくみが取れ、便がよく出ます。
また扁桃腺などの喉の痛みや、冷え性、腰痛にも効果があります。
足裏の土踏まずのアーチを作るので偏平足も治します。
少々強くしても大丈夫ですので、かかとの固い骨でグリグリとマッサージして下さい。
そのときに大事なのは、踏んでいるほうのひざを大きく回すことです。
踏んでいるほうの足首を回転マッサージしていることになり、二つの効果があります。
ひざが悪くて曲がらないために踏めない人は、足のかかとではなくてひざのお皿で踏むといいでしょう。
四つんばいになって片方のひざを反対の足裏に当ててマッサージします。
ひざが固くてどうしても踏むときに力が入らない人は、背中を壁に当て、片足を開き、その土踏まずにもう一方の足のかかとの固い骨をあてがい背中で壁を押す力で踏んでもいいでしょう。
参考文献
関連ページ
左右のゆがみ矯正法
足がむくんだら
楽チンセルフマッサージ