正しい歩き方のポイント
ご紹介の前に「デューク更家 1mウォーキング・ダイエット」より、一部文章を抜粋します。
「 12年前、母は肝硬変を患い、医者から『歩きなさい』といわれました。
まじめな母は、毎日朝4時半には起きて、歩くことを日課にして続けていました。
しかしそれは身体に良い、正しい歩き方ではなかった。
母は間違った歩き方のためにひざを痛めて、ある日、階段から落ちてしまいました。
そして自分の足では歩くことが出来なくなり、車椅子生活を送ることになったのです。
それからみるみる元気をなくしてしまった母は、半年くらいで向こうの世界にいってしまいました。
歩くことは、日常的でごく当たり前のことなのですが、正しい歩き方が出来ている人は少ないのです。・・・」
これは本当にその通りで、お医者さんは「歩きなさい」と指導するとき、「このように歩きなさい」とまでは教えてくれません。
正しく、効果的なウォーキングを身につけましょう。
●まずは正しい姿勢が基本です。
頭を斜め後ろから引っ張り上げられているイメージで、背筋を伸ばし、胸を張り、あごを引き、お尻やお腹を引き締めた、正しい姿勢をキメましょう。
●肩の力は抜きます。
正しい姿勢を気遣うあまり、身体がカチコチになっていませんか?
そのままではひざが曲がらなかったり、ロボット歩きになりますから、一度呼吸をして肩の力は抜きます。
だからと言って肩を落としてはやりすぎです。
胸や背筋はキープして。
●「自分はかっこいい!」と念じよう。
「私は綺麗」「俺はカッコイイ」と意識します。
●腰から歩きます。
腰に手を当てます。ここから下はすべて脚です。
長い!
脚だけを動かすのではなく、腰から歩く感覚が大切です。
腰からまっすぐ前に出ましょう。
●ひざと足首をしっかり伸ばす。足首のスナップを使う要領でしっかり地面を蹴る(押す)。
1歩踏み出したときに、後ろの脚はなるべくつま先を最後まで残すように歩きます。
(ひざが伸びきるまで、しっかり床を足の裏で押します)
重心の移動を意識してゆったりと歩くとうまくいきます。
●前に出す足のひざも伸ばす
ひざが曲がると前かがみになります。
●足を前に出すとき、なるべく足だけを出すようにする。
上半身はまだうしろの側の脚に乗せたままです。
上半身と前の足を一緒に出すと重心が上に来てしまい、姿勢が崩れます。
また、後ろの足も蹴る力が弱くなります。(引きずる)
●身体を左右にゆすらない
●ふくらはぎを締める意識をするとさらに効果的。
参考文献
★管理人補足
「正しい歩き方」のポイントはたくさんあるので、慣れないうちはとても難しく感じますね。
今までのリズムが崩れるし、
片足でバランスを取る時間が長くなるのではじめはふらつく人が多いのです。
ですが、だんだん慣れてきます。
「後ろ側の足で床をしっかり蹴る」
「ひざをしっかり伸ばす」
の2点が出来ていない人が多いので、それを意識するだけでも歩き方は良くなるでしょう。
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