叩打法 ●たたく●(動画付き)
手のひら、
指先、
指の背、
親指以外の四指をそろえた小指側
で物を切るように叩きます。
とにかく軽く早く行うことが大切です。
軽く、短時間叩くと神経や筋肉の機能を高めますが、強く、長時間叩くと却って機能を抑えることになってしまうのです。
くれぐれも、相手の人の頭にまで響くような振動は与えないこと。
そのためには、げんこでなくひじと手首を軽く動かし、手先の力を抜いて両手をかわるがわる手刀風に使うのがコツです。
叩く回数は50回から100回。叩く力は約1キログラム。
顔や頭は回数を減らし、30回程度に。力も弱めます。
特に顔は皮膚が薄いため指の腹を使って優しくトントンと叩きます。
足の裏や腰、肩など硬いところは強めに叩くほうが気持ちいいでしょう。
効果
神経や筋肉の機能が鈍り、衰えているときに、これを盛んにして回復させます。
叩き方によっては、却って血圧を上げたりする場合がありますから上記の注意を守って下さい。
マッサージの基本は今までに紹介した
1.軽擦法
2.揉捏法
3.按捏法
4.圧迫法
5.振せん法
6.叩打法
の六つです。クリックで紹介ページに飛びます。
症状に応じて適宜、使い分けるようにしてください。
やりやすさや気持ちよさが大切です。
マッサージを行った後は、その部分と関係のある関節を充分に運動させるようにします。
手足を曲げたり伸ばしたり、肩の上げ下げ、体の前かがみ、後ろ反らしなどをゆっくり静かに行うことによって、
マッサージで緊張の取れた筋肉がさらにほぐれ、
マッサージの効果を倍増させます。
参考文献
続人体ツボの研究 芹沢勝助
速攻つぼ押しマッサージ アクタスソリューション