指に現われる信号と指圧法
また、ツボ療法を行うにしても、どこを指圧するのか、や、正しく押せているかがわからない、ということもあるでしょう。
こうしたときに大変便利なのが、手や手指を使った病変の診断法&指圧法です。
東洋医学では、手足、耳など体の抹消部を、体の異常を映し出す鏡と考えています。
したがって体に異常があれば、その徴候は手指にも現れ、逆に手指の異常を直せば、体の異常も調整できるというわけです。
まずは自分の手指を良く観察し、異常があればその指の井穴(ツボ)を良くもみほぐして下さい。
まだ病気としてはっきり現われていない異常でも、正常に戻し、体質を改善します。
手指のチェックポイント
1.手のひらや甲、指の色にムラがないか
紫色がかっていたり、ぽつぽつと斑点があるのは、病気の徴候です
2.指の形は綺麗に揃っているか
●不ぞろい
●曲がっている
●先が反っている
●ぶよぶよしている
これらは病気の徴候。
3.指の温度はどうか
●冷たすぎる
●火照っている
のも病気のあらわれです
4.皮膚は滑らかで健康か
●がさがさ乾燥していないか
●ささくれがないか
5.指先を押して痛みはないか
指先を反対の手の親指と人差し指でつまんでみます。
痛みが強ければ、その指の井穴をよく揉みます。
6.爪の色や形はどうか
●色が悪い
●変形している
場合は病気の徴候と考えられます
指の井穴の押し方
以上のチェックで異常が見つかったときには、その指の井穴を刺激します。
一番簡単なのは、反対の手の親指と人差し指の腹で、爪の付け根をつかみ、もみほぐす方法です。
●一度に20回くらい良く揉んでください
●気がついたら指先を揉むように心がけましょう
また、つまようじの頭で井穴をトントンとつつくのも良い方法です
ただ、この場合は井穴の位置を正しく取るように注意して下さい。
不調を根本から治す体質改善法と心得、井穴の刺激を毎日の習慣とすると良いでしょう。
関連画像「つめもみ」
「つめもみ+α」
参考文献
★管理人補足
手・足・耳といった末端部は全身の縮図といわれます。体の臓器や筋肉の状態を映す鏡のようにそれぞれの反射区があるのです。
それを利用して刺激することを「反射区療法」といったり「リフレクソロジー」といったり「ゾーンセラピー」といったりします。
インド・エジプト・中国・ドイツなど世界中で古い歴史があります。
関連ページ
つめもみ
つめもみプラスα
足揉みの理屈