外反母趾対策(家庭で予防・改善)
これが外反母趾です。
はじめのうちは靴を履いているときだけ痛むのですが、やがて靴を脱いでいても痛むようになり、関節を押すと鋭い痛みが走ります。
さらに、親指が隣の指に重なったり、下にもぐりこんだりするまでに変形し、ついには第二指や第三指の付け根まで痛むようになります。
こうなるとイライラして集中力はなくなるし、おしゃれな靴ともおさらばですから、大変なストレスとなってしまいます。
原因とメカニズム
ハイヒール病とも言われる外反母趾。
しかし、原因のすべてがハイヒールにあるとはいえません。
たとえヒールの低い靴でも、つま先の細い窮屈な靴を履けば、やはり骨に大きな負担がかかりますし、もともとの足の指の形も関係します。
親指が第二指より長いタイプに外反母趾が多く見られるようです。
また、体重が増えたり、足の裏の筋肉が衰え偏平足が引き起こされると、それも外反母趾の原因となります。
悪化すると日常生活に支障をきたし、手術も必要です。
手術は七日から十日の入院に加え、約半年間、簡単な矯正具をつけることになります。
対策とアドバイス
靴を脱げば何とか痛みが収まるとか、それほど指の変形もないと言う人なら、足の指の体操や寝るときにガーゼを指に挟むなどの対策で、症状の進行を防ぎながら変形を徐々に改善することができます。
最近では外反母趾用の靴もだいぶ普及して、種類も増えてきました。
ここはひとつニューヨークのワーキングウーマンスタイルを取り入れ、内側にクッションのあるスニーカーで通勤と言うのはいかがでしょうか。
外反母趾用足指ストレッチング。
●タオル体操
足の指でタオルをつかむ動作を繰り返す。
●ガーゼをはさむ
指の間に、丸めたガーゼを挟んで寝る。
●ゴム体操
太い輪ゴムを親指にかけ、かかとをつけたままつま先を開いたり閉じたりする。
外反母趾矯正マッサージ
●要領
がっせき(ひざを開き、足の裏をくっつける座り方)をして座り、両手で足の親指をつかんで回します。
方向は外回しです。
効果
回しているうちに股関節が柔らかくなって、がっせきがしやすくなります。
また、足指のバンドを刺激して、外反母趾を治めていきます。
参考文献
関連ページ
手が疲れない「足のマッサージ法」
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靴の選び方
足のにおい対策
指の間を古歯ブラシで
セパレーターを使おう
★管理人補足
とにかく縮こまっている足先をのびのびと広げたり、よく動かしたりすることが大切です。
きつい靴をはいたり、ストッキングなどで足を締め付けていると、むくみや水虫の原因にもなります。
注意しましょう。
関連画像。足の体操。↓