マッピングで健康&スリムに
●肥満の原因は股関節にアリ!
そもそも肥満の元凶は何でしょう?
食べすぎ?
運動不足?
もちろんそれらは原因のひとつですが、最大のポイントは
「股関節の慢性的な緊張」
にあります。
股関節は体の中で最も緊張しやすい部分です。
年齢的な問題や姿勢の悪さによって骨盤とのジョイント部分が回転しづらくなると、緊張してかたくなり、ゆがんでしまいます。
すると、周りの筋肉にも緊張が起こり、動作が鈍くなります。
この状態に陥ると、足腰の動きをフォローするために、股関節の周り、つまり腰や太もも、お尻などに本来なら必要のない脂肪や筋肉がついてしまうのです。
また、ゆがんだ状態のままからだが左右のバランスをとろうとするため、骨盤や背骨、体の各関節にもゆがみが起こり肉がつきやすくなります。
つまり、緊張した股関節をほぐして、動きを滑らかにすれば、余計な脂肪や筋肉は自然と落とすことができます。
また、体の各部分のゆがみも次第に矯正されて、全身に「無駄な脂肪を落としてよい」というやせるためのスイッチが入るのです。
股関節の緊張をほぐして、このやせスイッチをオンにすること、それが「マッピング」です。
●スリムな体がこりを解消する
股関節の緊張やゆがみには個人差がありますから、まずは自分で体のチェックをしてみましょう。
方法は、とても簡単です。
まず、床に横になって、自分の体を地図のようなものだと思ってください。
そして、肩、背中、腰、太ももなど、体の各部位が床とどうくっついているか、意識を体の内側に向けて、感じてみてください。
例えば、背中と床はどのくらいくっついているか?
右肩と左肩の、どちらかが床から浮いたりしていないか?
というふうに。
一日10分、これを行うだけでも、
●緊張がほぐれる
●全身の骨格のバランスが整う
●骨を包む筋力もアップ
●新陳代謝が飛躍的に向上
とメリットがたくさん。
また、その結果体重も自然と落ちていきます。
マッピングは、
●肩首のコリ
●腰痛
●ひざ痛
●四十肩
●便秘
●慢性疲労
●ストレス
●自律神経失調
●不眠
などにも効果があります。
ゆったりと横になって行う動作は、自律神経にも非常に良い影響を与えるため、うつ状態やストレスの回復にも役立つのです。
また、マッピングは中高年の運動能力や集中力・記憶力の向上・回復、寝たきりの予防、転倒防止などにもおすすめ。
ダイエットの必要がないという人も、ぜひ実行してください。
マッピングのやり方
1.部屋の明かりを薄暗くして、横になる
2.手のひらを上に向けて、足を腰幅に開く。
3.目を閉じて、全身の力を抜く。
10分以上かけてゆっくり行う。
普段無意識に動かしている体の各パーツを意識することがマッピングの基本。
床から不自然に浮き上がっていたり、左右のバランスが悪い部分に緊張があったら、床にペッたりとつくように力を抜く。
体がお餅になったようにイメージする。
緊張がゆるむと体の接地面積が増える。
チェックポイント
●つま先が左右バランスよく、均等に開いているか?ゆがみがあるとどちらかに傾く。
●後頭部のどのあたりが床とくっついているか?首はどのくらい浮いているか?
●背中と床はどのくらいくっついているか?左右の接地面積に違いはあるか?
●肩は床からどれくらい浮いているか?
●肘・二の腕、手の甲は床とどのくらいくっついているか?
●腰は床からどのくらい浮いているか?腰がこわばっていないか?
●太ももの裏は床とどのくらいくっついているか?左右の接地面積の違いは?
●ひざの裏は床からどのくらい浮いているか?
●ふくらはぎは床とどのくらいくっついているか?
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