胃と大腸の下垂予防法
親から受け継いだ下垂体質もありますが、ある程度は日常生活の改善により、予防することができます。
胃の下垂と大腸の下垂は同時に起こりますので、両方の予防法を述べます。
1.腹八分目に。
一度に食べる量が多いと、胃が重力に負けて下がります。
2.単食法
たくさんの食材が混ざっていると、同時に消化できないので、長時間、胃の中に食べ物が残ってしまいます。
仮に炭水化物だけなら1時間で消化できるとします。
ところが、それに野菜が加わり、肉が加わり、デザートが加わると、消化にかかる時間は数時間に及んでしまいます。
胃は長時間労働になり、疲労して筋肉は伸びきってしまいます。
若いときなら回復力もあるのですが、年齢を経ると、胃は伸びきったままになります。
これが「胃下垂」です。
「朝食は水分だけ、昼食は炭水化物メイン、夜はおかずだけ」
といった単食法がおすすめです。
3.筋肉を育てる
胃下垂の人は筋肉全体の育ちが悪く、やせています。
筋肉がやせていると言うことは、筋肉にエネルギーを貯蔵できないと言うことです。
だから食べていないと、エネルギーが出ません。
空腹にすごく弱いですから、一気に大量を食べ過ぎてしまう癖があります。
いわゆる「やせの大食い」です。
この食べ方を続けると、更に胃が下垂し、内臓も悪くなり、視力が低下します。
4.おかゆだけを食べる
大腸の下垂と言うのは、水平になっている横行結腸の真ん中が下垂した状態です。
こうなると老廃物は出て行きません。
大腸下垂の原因は老廃物の滞留だし、下垂すれば老廃物が溜まる、
という悪循環になるのです。
この状態を脱するには徹底したおかゆだけの食生活を1週間続け、大腸を休ませてやり、元気の回復を待った方がよいでしょう。
参考文献
※管理人補足
この記事は上記の本から抜粋、編集をして書きました。
あくまで「一案」としてのご紹介で、絶対的なものではありません。
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