体脂肪≠贅肉
そもそも本当に正確に測定しているのかわかりませんが・・・。
体脂肪というのは、体にとってどういう役割があるかご存知でしょうか。
その前に体脂肪と贅肉を混同していませんか?
ぜい肉は老廃物です。
体脂肪は必要物です。
人の栄養の貯蔵庫は3つあり、一つ目が骨、2つ目が筋肉、3つめが体脂肪です。
もちろん肝臓も貯蔵庫ですが、そんなに蓄えられません。
そして栄養の優先順位はもちろん骨。
骨の栄養が満ちてから筋肉に回され、筋肉の栄養が満ちてから体脂肪へ回されるので、体脂肪がしっかりあるという人は筋力もあり、骨密度も高いのです。
この体脂肪は濃縮栄養であり、エネルギーの固形燃料で、主に以下の場面で使われます。
●恐怖や不安から心を守り、精神を安定させる。
●体温を発生させるエネルギー源であり、寒さやきつい労働、人間関係における精神的な消耗にも強い。
●ウイルスの侵入に対し、人体は発熱することで殺菌するが、その発熱用の燃料になる。
●女性の場合は赤ちゃん用栄養備蓄。体脂肪が減りすぎると月経が止まり、不妊になりやすくなる。
このように、体脂肪はとても大切なモノなのです。
体脂肪のしっかりある女性は生理が軽いといいます。
体脂肪が多い=太っているということではありません。
太っているのはぜい肉が付いているからであって、それは便として排泄すればいいのです。
理想の体は、体温が高く、充分な体重があって、引き締まっているからだ。
つまり骨、筋肉、体脂肪が充分に育っている体なのです。
どうか体重や体脂肪は少ないほうがいいなんて偏見は持たないで下さい。
健康的にグラマラスでメリハリのある体は魅力的ですよね。
参考文献
関連ページ
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