ツボ療法はなぜ効くのか
東洋医学では、体全体の調子が崩れると、その人の一番弱い部分に真っ先に影響が及び、それが病気という形で現れると考えます。
そこで、体のどこかに何らかの症状が現れた場合でも、その部分だけでなく、まず体全体の調子を良い状態に戻すことが大変重要になるのです。
人間の生命活動は、さまざまな内臓の働きによって維持されています。
東洋医学では、こうした人体の内臓(機能)を臓腑といい、六臓六腑に分けて考えます。
六臓とは、肺、脾(膵臓)、心、肝、腎、心包(しんぽう)、六腑とは大腸、胃、小腸、膀胱、胆、三焦(さんしょう)のこと。
心包、三焦とは耳慣れない言葉ですが、心包は生命活動を維持する上で最も大切な心臓を含む臓器、さらに心臓と共に血液循環の働きをする血管などを総称したものです。
三焦は、呼吸循環、消化吸収、泌尿排泄という3つのエネルギー代謝の源を指し、現代の生理学ではリンパ系に当たります。
これら六臓六腑をめぐって、体の中には、氣血(きけつ)という一種のエネルギーを分け与えている循環系が走っています。
これが経絡、体中を網羅するエネルギーの道筋です。
六臓六腑に12本(左右対称なので合計24本)の正経12経と言われる経絡が走行し、そのほか任脈、督脈など奇経八脈という8つの経絡が縦横に流れて、正経を結んでいます。
そして、この経絡の上に点在するのが経穴、いわゆるツボです。ツボは気という眼に見えない一種のエネルギーが出入りする点と考えられています。

参考文献
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