痛風の原因と治療法(動画付き)
●末端部まで充分に届かない血液が原因
痛風は、患者が美食家に多くいた事から、かつては贅沢病などと言われたことがあった病気です。
一般的にはこの病気はホルモンの関係から男性がかかることがほとんどで、中でも働き盛りの一見健康そうな40~50代の中年に発症するケースが多く、女性に起こることはまず無いと言われています。
痛風の症状と特徴は、突然発生する関節(主に片足の親指の付け根など)の激しい痛みで、痛風発作と言われるほどの激痛です。
この痛みは血液中の尿酸という物質が異常増加し、過剰になったこの尿酸が関節に溜まり炎症をおこすことによって発生します。
整体法では、痛風の人は心臓に関係する胸椎4番と腎臓に関係する胸椎10番に異常があると捉え、原因を、血液を全身に送るポンプの役目を果たす心臓の働きが弱ってきて、血液が足の指などの末端部にまでうまく流れなくなってしまったためと考えます。
また同時に、食べ過ぎ(胸椎7,8番に関連)、腎臓の機能低下が起こっているとも考えますが、これは腎臓が本来の役目を十分に果たして老廃物をろ過できたら、たとえ血行が悪くなっても尿酸という不要な物質が関節にたまることはないという理由からです。
整体法の治療法
●足湯で老廃物を体外へ流し出す
痛風の治療ではまず、関節に溜まった老廃物・尿酸を体外に出してやらなければなりません。
尿酸が体外に排出されれば、痛みもおさまって楽になります。
老廃物を外に出すには、「趾骨間のみぞ掃除」(ホワイトボードのイラスト参照)を行なってから、「足湯」をすると効果的です。
「趾骨間の溝そうじ」は硬直した指の骨の間を、手の親指で掃除するように広げてゆるめてやります。
この時、ただ指の間だけを押し広げるようにするのではなく、関節の付け根の骨まで広げるように行うのがポイントです。
続いて、「足湯」。
発汗を促すためにコップ一杯の水をまず飲みます。
次に足首までを45℃前後のお湯につけ、足が赤くなるまで浸します。
こうすると、たまっている尿酸を排出するだけでなく、全身の血行促進にも効果を発揮し、心臓や腎臓の働きも活発にします。
参考文献
関連ページ
本能に従った塩分摂取なら問題なし(痛風の予防・改善についても)
なぜ不健康になるのか?
足もみの理屈
フットマッサージをしよう
東洋式リフレクソロジーの手技
腎臓に効く!足湯