腰痛に良い食べ物ってある?
残念ながら摂取するだけで腰痛が治るという食べ物はありません。
ただ、筋筋膜性腰痛や椎間板症、椎間板ヘルニアを予防するために積極的に摂っていただきたい食材としてお酢があげられます。
なぜなら、酢には筋肉の疲れを解消したり、体の熱代謝をよくしたりする作用が強く、腰に溜まった筋肉疲労を取るのに大変役立つからです。
日頃、酢の物やマリネなどを積極的に取るのはもちろん、いろんな料理のアレンジに酢を用いるようにすると良いでしょう。
最近は黒酢や果実酢(紅酢、リンゴ酢)など、サプリメントのように直接飲むタイプの酢も増えています。
スポーツ選手の中にも筋肉疲労の解消のために酢を飲んでいる人が少なくありません。
特にデスクワークの人や立ち仕事の人、中腰姿勢の多い仕事の人など、脊柱起立筋を酷使している人は、積極的に利用してみるといいでしょう。
なお、不足しないように気をつけるべき栄養素としては、カルシウムが挙げられます。
これはもちろん、骨粗しょう症による腰椎骨折を防ぐため。
高齢者だけでなく、近頃は若い女性にも骨量が不足している人が目立ちますので、若いうちからカルシウム貯金をしておく必要があるのです。
小魚や乳製品、海藻や小松菜などを積極的に摂りましょう。
また、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも不足させないように。
ビタミンDは干ししいたけなどに多く含まれる他、日光にあたることによっても増やすことができます。
注意点として大事なのは体を冷やす食べ物を控えるということです。
冷たい食べ物や飲み物ばかりとっていると、血行が悪くなり、腰痛に悪影響をもたらします。
できるだけ、体を温めるメニューを選びましょう。
参考文献
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