なぜ、人は凝ってしまうのか?
人は、なぜ体がこってしまうのでしょうか。
答えは、
「肉体に問題がある」
「内臓に問題がある(内臓疲労など)」
「心に問題がある(ストレスなど)」
という、気の流れを悪くするもののせいです。
ここでは、整体的見地から、肉体を中心に解説していきます。
肉体の変化として、人の体が凝ってしまう原因は、筋肉の疲労です。
身体が凝るということは筋肉が凝っていることですから、コリの原因は筋肉を使いすぎて疲れさせてしまったことにあります。
人間が寝ている時、筋肉は脱力した状態になっています。
しかし、起きているときは身体中の様々な筋肉を使います。
それは運動や肉体労働のように、わかりやすいものだけではありません。
例えば、パソコンを使う場合、両腕を前方に出した状態をキープすることになりますね。
このときは、肩の周囲の筋肉はずっと緊張しています。
ですから、仕事で一日中パソコンを使う人に、肩こりが多いのです。
これと同じ理由で、いつも座るときに足を組んでいる人も凝りやすくなります。
足を組んでいるということは、身体がねじられていることですから、その部分の筋肉は常に緊張してしまっているからです。
また、身体のどこかに力が入ったままの人もコリが発生しやすくなります。
気がつくと手をぎゅっと握っていることはありませんか。
知らないうちに、歯をぐっとかみしめていることはありませんか。
無意識に筋肉を緊張させることが多い人は、ストレスを感じた時の対処として、体に力が入ってしまっているのです。
つまり、筋肉の使いすぎと言うよりも、脳が緊張し過ぎて体を緊張させてしまっているのです。
排泄が悪い人も凝る
排泄が悪い人もこりやすい人です。
そもそもコリや痛みや病気は、体内に老廃物が溜まっていることで起こります。
悪いものを体内に蓄えておけば、体自体が悪くなるのは当然です。
筋肉のコリも乳酸などの老廃物が溜まることで起こります。
ですから、その老廃物を取り除くことがコリを取ることになります。
そして、排泄とは身体中から集められた老廃物を体外に出すことです。
排泄が悪いと老廃物は体内にとどまってしまいます。
すると、せっかく体のすみずみから集められた老廃物が、また元の場所に戻ってしまいます。
そうなれば、当然コリや痛み、病などに向かってしまいます。
ですから、排泄が悪い人はこりやすいのです。
なお、排泄で一番重要なのは、便や尿ですが、汗なども排泄物です。
参考文献
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