ストレスの種類によってこる場所が違う
また、内臓によって走っている経絡が違うため、コリが出てくる場所も違ってきます。
家庭内のトラブルといった大きな心配事があったり、配偶者の死などに直面したりするなどの、強烈なストレスががかかったときは、心臓のあたりにコリ(心のストレス性コリ)が出てきます。
心臓がドキドキしたり、胸が締め付けられるようになったりするのは、その現れでしょう。
仕事がうまく行かなかったり、周囲の人達との付き合いに疲れたようなときには、胃に異常が出てくることが多いものです。
ストレスから食欲がなくなったり、逆に過食になったり、下痢や便秘に苦しむこともあります。
このような胃の注意信号は両方の肩甲骨の間にコリとして現れてきます。
疲労が溜まっていくと、肝臓に異常が出やすいものです。
いつもイライラして怒りっぽかったり、夜よく眠れないような人も、肝臓に障害がある可能性があります。
肝臓に異常があると右肩にコリが出てきます。
近年ではパソコンの普及により、テクノストレスも増えました。
症状としては肩こり、目の乾き、腰痛、頭痛、だるさなど。
特に女性は目の酷使によって脳が疲れ、体が冷えて子宮がダメージを受けるため、生理痛や生理不順を起こし、腰がコリがちです。
いずれにしろ、このような場合は気になる箇所だけを局所的に揉んでも、症状を改善できません。
根本の原因に目を向けず、肩がこったからと肩ばかり強く揉むと、内臓の反発を招いてしまうこともあるので注意が必要です。
参考文献
関連ページ
心臓の内臓反射(心経⇔小腸経)
ツボは体の「総合科」
内臓と経絡(筋肉)は関わり合っている
肝臓の内臓反射(肝経⇔胆経)
体は総合的に治すことが必要
右肩がこる人は肝機能が低下している?
あなたの臓器タイプは?
好転反応ともみ返し