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ストレスで交感神経が過度に緊張して起こる病気

働き過ぎや心の悩みが病気を招く
私達の体は、自律神経によって整えられています。
自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、多くの病気は
「働き過ぎ、悩みすぎ、薬の飲み過ぎ」
などの、過度なストレスによって、交感神経が一方的に緊張することで起こってきます。

交感神経の緊張が続くと、アドレナリンの作用が強まり、顆粒球(かりゅうきゅう)が増加します。

その結果、以下の「四悪」が発生し、病気を引きこむのです。

1.顆粒球・活性酸素の増加による組織破壊

交感神経が優位になるとアドレナリンが分泌され、それに連動して白血球のうちの顆粒球が増加します。
顆粒球は外から侵入してくる細菌を処理し、感染症を防ぐ大切な働きをしていますが、増えすぎると組織破壊という害をもたらします。
顆粒球は役割を終えるとき、粘膜上で活性酸素をまき散らして死んでいきます。
活性酸素は強力な酸化力を持ち、組織を破壊します。
私達の体には、活性酸素を無毒化する酵素がありますが、顆粒球が増えすぎると、働きが追いつかず、組織破壊による炎症が広がっていきます。
その結果、
●ガン
●十二指腸潰瘍
●胃潰瘍
●潰瘍性大腸炎
●白内障
●糖尿病
●痛風
●甲状腺機能障害
●クローン病

などが発症します。
組織の老化も早まり、
●動脈硬化
●シミ
●シワ
●くすみ
等が進行します。

顆粒球は体内の常在菌と反応する性質があります。
そのため、常在菌が住んでいる粘膜上で顆粒球が増加すると、両者の間で反応が激しくなり、
●急性肺炎
●急性虫垂炎
●腎炎
●肝炎
●膵炎
●歯肉炎
●口内炎
●おでき
●にきび
●化膿性扁桃炎
など化膿性の炎症が生じます。

また、アドレナリンの過剰作用は心拍数を増加させ
●知覚鈍麻(にぶる)
●味覚異常
●視力低下
●難聴
●嗅覚の低下
といった症状につながることもあり、アドレナリンによる緊張・興奮は
●イライラ
●怒りっぽい
●不眠
●のどの狭窄感
●食欲減退→やつれ
●やけ食い→肥満
●全身倦怠感
●恐怖感

としてあらわれることもあります。

2.血流障害
自律神経は、全身の血液循環も調整しています。
アドレナリンの作用が強まると、血管が収縮します。
ストレスなどにより交感神経の緊張が慢性化した場合、血管は絶えず絞られた状態になり、全身で血行障害が生じます。
血液は全身の細胞に酸素と栄養を送り、老廃物や有害物質を回収して排泄する働きをしています。
このサイクルが阻害されると、細胞に必要な酸素や栄養は届かず、老廃物や有害物質が体内に蓄積します。
組織に痛み物質がたまると神経を刺激して、体のあちこちに痛みをもたらします。
また、発がん物質が蓄積すれば発がんを促します。
こうして体内循環が悪化すると細胞の活力が失われ、働きも低下するために、心身の不調が生じます。
●肩こり
●頭痛
●耳鳴り
●腰痛
●手足のしびれ
●ひざ痛
●各部の神経痛
●アトピー性皮膚炎(大人)
●痔
●五十肩
●めまい
●静脈瘤
●しもやけ
●歯周病
●冷え性
などの不快症状だけでなく
●関節リウマチ
●顔面麻痺
●脱毛症
●線維筋痛症
●高血圧
●月経困難症
●子宮内膜症
●子宮筋腫
などのつらい病気や、
●脳梗塞
●心筋梗塞
●狭心症
など、致命的な病気も引き起こします。

3.リンパ球の減少
白血球のうちリンパ球は副交感神経によって支配されています。
交感神経が慢性的に緊張して副交感神経の働きが低下すると、リンパ球は減少します。
リンパ球は、ウイルスなどの外敵を処理するとともに、がん細胞のように異常をきたした自己細胞を殺傷する働きがあります。
ですから、リンパ球が少なくなると、ウイルスと戦う力も弱くなり、風邪などの感染症にかかりやすくなります。
また、癌細胞の増殖を食い止めることができず、がんの発症を許すことになります。
リンパ球の減少は病気にかかりやすく、治りにくい体調をもたらします。

4.排泄・分泌能の低下

副交感神経は臓器や器官の排泄や分泌能力を支配しています。
交感神経の緊張が続き副交感神経の働きが押さえられると、体は「出すべきものが出せない」状態に陥ります。
便秘や排尿障害が生じたり、食物の分解を促す消化酵素の分泌が悪くなったりします。
老廃物を排泄できなくなるので、
●便秘
●口渇感
といった症状のほか、
●緑内障
●食中毒
●尿毒症
●脂肪肝
などの病気になったり、
●胆石
●腎臓結石
●魚の目(ウオノメ)
●ガングリオン
などができやすくなります。
リンパ球はガンを攻撃する際に、特有のタンパク質を分泌してがん細胞を破壊します。
分泌能力が落ちると、ガンを攻撃するNK細胞、NKT細胞の働きが落ち、がん細胞を増殖させてしまいます。

●働きすぎの人は労働時間を短縮し、睡眠時間を確保する
●悩み過ぎの人は、悩みを自覚し、歯止めをかける
●薬を常用している人は、できるだけ薬を中止する

などの生活の見直しが大切です。

家庭療法として行うなら、「爪もみ療法」が適しています。
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※次回は「副交感神経が過度に優位になって起こる病気」について書きます。

参考文献

免疫を高めて病気を治す「爪もみ」療法 (Makino mook)

福田 稔 / マキノ出版

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by sekotans | 2013-05-27 20:04 | ストレス | Comments(0)

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by りらく屋 花澤誠子