腰痛の進行度合いをチェック
●前にかがむと痛みが出る腰痛
●後ろに反らすと痛みが出る腰痛
と2種類あります。
大半の方の腰痛は、「後ろに反らすと痛みが出る腰痛」です。
それがさらに進行すると、前に屈んでも痛くなってしまいます。
あなたはどちら?チェックしてみましょう
まず、体を後ろに反らせてみましょう。
無理はしないでくださいね。
イラスト左下のようにきれいなカーブを描いているでしょうか?
後ろに反らせていると思っても、右下のように足を曲げているだけで腰が曲がっていない場合があります。
曲げると痛いので、無意識にかばっているのです。
鏡に映してチェックしてみましょう。
後ろに反らすと痛いのは、おなか側の筋肉が縮んで硬くなっているからです。
腰痛の原因のうち、5割は大腰筋のロック(拘縮)にあります。
大腰筋とは、お腹の奥の方にある筋肉で、腰の骨から出て骨盤の前を通って足の付根あたりにくっついています。
それから股関節あたりの筋肉、太ももの前側の筋肉も腰痛の原因になります。
腰痛というと、腰側の筋肉が硬くなっていると思うかもしれませんが、それは誤解です。
おなか側の筋肉が硬くなり、伸びてくれないことで腰側の筋肉に負担がかかっているのです。
長期間に渡り負担をかけると、今度は腰側もロックします。
そして、前にかがむと痛い腰痛になるのです。
前にかがむと痛みが出る腰痛はかなり悪化した状態です。
体を前に曲げていたい方は、決して無理をせずに、痛みの出ない範囲でゆるめることをやってみて下さい。
参考文献
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