「歩かない」「座ってばかり」が痛みや不調を生む?
特に「座る」ことはごく日常的な動作ですが、何時間も座ったままでいると健康を害します。
学校の授業、勉強、会社のデスクワーク、車や電車での移動など、長時間座ったままという状況はよくあることです。
しかし、2時間以上座ったままでいると、確実に筋肉が硬くなっていきます。
まず、鼠径部(股関節の付け根)が圧迫され、血流、リンパの流れを滞らせます。
鼠径部は下半身のリンパ液が集まる場所ですから、流れが悪ければ老廃物がたまりむくみます。
更に姿勢が悪ければ、背中が丸くなり、首すじや背中側の筋肉が硬くなり、肩こり、腰痛、背部痛のもとに。
対するおなか側の筋肉は縮まって圧迫され、内臓の動きも悪くなりがちです。
ただ座っていることがこんなに悪いとは!
これからは1時間単位でこまめに動くようにしましょう。
トイレに行く、お茶をいれるなどして歩きまわり、ついでに伸びをする、腰をひねる、首を回す、肩甲骨を寄せる、足首を回すなどしてみてください。
疲れを感じてから動かすと筋肉の負担になりますから、疲れを感じる前に行いましょう。
不調、痛みの予防になります。
参考文献
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