免疫力が落ちる時が「ガン年齢」
若い時は生理的にリンパ球が多く、免疫力が高いので20代のうちはかなり無理をしてもまず病気にはなりません。
30代もまだ無理が効きますが、あまり無理が重なると病気になります。
免疫力が下がり始めるのは30歳を過ぎてからで、40歳を境に急激に落ちます。
40代以降は体力が少しずつ少なくなるわけで、50代以降が「ガン年齢」になります。
ガンは、私達の体の中で、できたり消えたりを繰り返しています。
リンパ球の数が多ければガンは極初期に消えますが、加齢による免疫力の低下と、無理な生き方によるストレスが重なると、病気として発ガンするのです。
しかし、免疫力は単純に「年をとると低下する」訳ではありません。
免疫には涙腺、扁桃腺、腸管などで細胞の異変を監視する古いシステムと、胸腺、リンパ節、脾臓などで外からの異物を防衛する新しいシステムがあります。
人の免疫システムは、若い時は新しいシステム中心で、年をとると古いシステムにシフトしていきます。
年をとっても体を動かして笑って楽しく生きれば、血行が良くなり、リンパ球の割合は下がりません。
長寿県沖縄の100歳を調べるとリンパ球数は3割ほどで、これは70代の人と同じくらいです。
免疫力を保つことは可能なのです。
参考文献
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