「無理」せず「ラク」をしない→免疫力アップ
免疫に深く関わる、白血球も同様です。
体の起こすつらさや不快症状も、体の状態を正常に保つための反応です。
免疫力アップには強いストレスを極力なくすこと
病気は、「強いストレス」によって起こります。
仕事上の無理、悩み、家庭内の問題・・・。
肉体的・精神的ストレスの理由は日常生活の中でたくさんあります。
こうしたストレス刺激により、自律神経がアンバランスになり、それが引き金となって、体内の細胞や体を守るはずの白血球が異常な活動を起こすようになります。
これが病気です。
体に負担がかかり、障害が起こります。
ストレスがつのると交感神経を極度に刺激し、体の中で組織破壊が起こるのです。
これらを防ぐには、「免疫力のアップ」が必要であり、それにはストレスを無くすことしかありません。
メリハリのある心のあり方や生き方がバランスの良い状態を生む
ストレスフリーが大切と言っても、ダラーッとしてしまっては、逆効果になります。
リラックスのし過ぎは、別の意味で体にとってストレスとなってくるものなのです。
その良い例が肥満です。
肥満は、副交感神経が優位の状態ですが、度が過ぎると息切れや疲労が生じ、とたんに交感神経優位のストレス状態になってしまうからです。
また、アレルギー疾患も「ラク」のし過ぎによるものです。
リラックスのしすぎも病気を呼び込む
要は、「無理をせず」かといって「だらけない」ことです。
そういう意味では、適度な運動を常に続けることは、血液の循環を促すことや筋肉をバランスよく鍛えることにもつながり、効果があります。
食と呼吸の生活改善で免疫力アップ
免疫力アップのもう一つのポイントは食と呼吸です。
ものを食べることで、副交感神経が刺激され、交感神経優位の状態が解消されます。
もちろん食事の内容も重要です。
玄米中心で食物繊維を多く摂るとともに、小魚や小エビを積極的に摂るようにします。
また呼吸は、自律神経のコントロールのもとに行われますが、それとともに、自分の意志でコントロールすることもできます。
興奮すると呼吸も速くなり、交感神経が優位になります。
しかし、大きく深呼吸をすると、気持ちがゆったりし、とたんに副交感神経優位の状態に持ってくることができます。
参考文献
関連ページ
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