自律神経を調整する「顔もみ」
自律神経が乱れると白血球の力が低下して、病気にかかりやすくなったり、病気が悪化したりします。
逆に、自律神経を正すことで免疫力が上がり、病気が自然に治るともいえます。
自律神経の乱れは、ストレスによる交感神経の緊張に始まります。
すると白血球の力が低下して、顆粒球が増加。
リンパ球が減少し、免疫力が低下します。
交感神経の緊張を緩めることで免疫力は高まります。
この理論から生まれた健康法が爪もみです。
つめもみ
今回ご紹介する「顔もみ」も同様の健康法です。
現代医学では、「自律神経を調整することはできない」とされてきました。
なぜなら、自律神経の中枢は、生命活動を司どる脳の最も内側にある脳幹部にあり、そこは脳外科医ですら絶対に触れてはならない「神秘の臓器」だからです。
しかし、顔面には自律神経の調整に効果的なポイントがあったのです。
それを利用して爪もみ療法よりも確実に、効果的に結果を出せるよう考案されたのが「顔もみ療法」です。
顔もみ療法のやり方
顔面を5つのゾーンに分類し、それぞれ「痛いけれど気持ちいい」感覚を目安に刺激し、自律神経の調整効果を引き出します。
神経と血管は、ほぼ並走しています。
ですから、各ゾーンを揉めば、神経の伝導力と血流が同時に向上し、症状の改善や老化防止、健康増進など多彩な効果が期待できます。
ソフトな刺激で、安全かつかんたんに即効性を実感できるのが顔もみ療法です。
●刺激する場所●
1.眉毛の上
2.目の下のくぼみ
3.口の上
4.口の下
5.耳の前
●刺激方法●
人差し指、中指、薬指の腹を揃えて各部位に当て、小刻みに動かしながら刺激します。
「痛いけれど気持ちいい」程度の強さで、優しく揉みほぐします。
1~4は左右に。5は上下に指を動かし、1往復を1回とします。
1箇所につき30回ずつ、1日2~3セット行います。
刺激に慣れたら徐々に回数を増やしてかまいません。
目の周りは目の病気や不調、口の周りは歯茎や口腔内の症状に効果があります。
鼻づまりなどの症状には、鼻の周囲をもんでみましょう。
図解したゾーン以外でも、「気持ちいい」と感じるところをもんでけっこうです。
参考文献
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