腹筋と背筋のバランスを整えるバンザイ療法
腰痛のある人はたいていこれらの筋肉に筋ボケがあるものです。
しかし、これらの筋ボケチェックをして、筋ボケが見つからないのに腰痛を訴える人もいます。
そういう人に試して欲しいのが「バンザイ療法」という筋ぼけ体操です。
これは、腹筋と背筋のバランスを整えている外腹斜筋を鍛える効果の高い体操です。
やり方は次の通りです。
1.両足を肩幅に開いて立ち、かかとをしっかりと床につけた状態で、息を吸いながら両手を上げていく。
2.両手が上まできたらいったん止め、息を吐きながらかかとは床につけたまま、肩甲骨を引き上げるように、ひじを伸ばしてさらに両手を上げ、バンザイをする。
3。再び息を吸いながら両手を下ろし、ふた呼吸ほどで息を整える。
4.1~3を5回繰り返すことを一セットとして、朝昼晩に1セットずつ行う。
バンザイ療法は、中途半端に手を上げるだけでは効果がありません。
必ず両足のかかとを床につけた状態で、ゆっくりと思い切り上げられるところまで両手を上げましょう。
その際、外腹斜筋だけでなく腹筋と背筋も引き伸ばされます。
これらの筋肉が使われていない筋ボケの人は、バンザイ療法を始めると軽い筋肉痛を覚えるかもしれませんが、そのまま続けてください。
外腹斜筋というのは、みぞおちの少し下の高さの肋骨からはじまり、骨盤へと付着している横腹の筋肉です。
この筋肉には腹筋と背筋のバランスを取る働きがあるので、ここに筋ボケが起こると、背骨にゆがみが生じて腰痛が起こるのです。
参考文献
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