脾臓が弱ると・・・
脾臓とは・・・
全身をめぐるリンパ系統に属する唯一の臓器。
現在のところ、この臓器が持つ機能は「余分な血液を貯蔵し、古くなった赤血球を破壊することで血液の総量を調節している」と考えられているが、まだまだ不明の点が多く、解明の余地がある奥の深い臓器とされている。
整体の考え
西洋医学同様、リンパ系の臓器としていますが、その働きである免疫力・抵抗力から深く密接に関連していると考えます。
特に血しょうと酷似した成分で構成されるリンパ液は、体内の異物や細菌を駆除する働きもあるため、体内に入り込んだ異物や細菌からの防衛線になります。
圧痛点
●肩甲骨内縁部(両方)
●脇腹
●左肋骨最下端部(背部)
●左足首
●左かかと
●左足親指
症状
●首の付け根がこわばる
●鎖骨部にこわばり
圧迫感
●肺の異常感
●へその両脇の異常感
●恥骨の上の両側がつめたい
●太ももの内側の力が抜ける
●ひざの内側が痛む
●親指が痛む
参考文献
★補足★
食べすぎは、脾臓の働きを必要以上に亢進させます。
脾が亢進すると、腎の働きを抑えつけ(剋制)機能を低下させます。
腎の助けを受けて活動する肝も同時に機能が弱ってきます。
脾の働きが肝より強くなると、肝の機能を低下させるという逆剋という現象が起こり、
口臭、歯槽のうろう、痔疾、高血圧、慢性腰痛、仮性近視、貧血、めまい、糖尿病、冷え性、子どもの夜尿症、小児ぜんそく、扁桃腺炎などのほか、昨日挙げた
①夜眠れない
②朝起きるとだるい
③二日酔いがひどい
④ノイローゼ気味
⑤体表に湿疹やジンマシンができやすく、治りにくい
⑥目が疲れる
⑦手などの腱鞘炎にかかりやすい
⑧時々こむら返りで苦しむ
⑨ぎっくり腰になりやすい
といった症状が左肩のこりに重なります。
脾臓の働きすぎによる肝機能低下を招く原因
午後8時過ぎの飲み物、夜食はよくありません。
8時過ぎに手の込んだものをたっぷり食べると食べたものを消化するために、胃と心が酷使され、胃・心が働きすぎると、腎と肝が機能低下を起こして働きが弱まります。
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