五十肩・皮膚疾患(アレルギーなど)に肩髃(けんぐう)
●場所
肩髃は肩と腕との境目あたり、峰よりやや前方のくぼみです。
腕を真横に上げて水平にすると見つけやすいです。
筋肉と筋肉の間にあります。
皮膚炎
皮膚炎にもいろいろありますが、現代の代表的なものはアトピー性皮膚炎と水虫でしょう。
水虫は白癬菌と言うカビが手や足に寄生する病気です。
このカビがついたから誰でも水虫になるとは限りません。
それは、皮膚の抵抗力の違いなどによるものです。
アトピー性皮膚炎でも同じことが言えます。
皮膚の抵抗力を左右しているのは、肺経の機能です。
肺経の機能が弱いと、冷や汗や寝汗をかきやすいのです。
ここでは肺経と表裏の関係にある大腸経の肩髃を指圧します。
肩髃を押すと皮膚の抵抗力が増しますが、それだけでなく、アレルギー性の病気の治療にも効果が現われます。
指圧の仕方
反対側の手の指で押しますが、特にどの指で押すという決まりはありません。
人差し指、中指、薬指の三本で押してもいいでしょう。
あまり強く押す必要はありません。
だるいような圧痛が出る程度に、5~7秒間押して離しします。
このような刺激を3~5分ほど左右両方の肩髃に行います。
五十肩に
肩髃は五十肩の特効ツボでもあります。
特に、腕を真横に上げづらい場合に効果的です。
ツボを刺激する前に蒸しタオルで温めるとさらに効果的です。
刺激の仕方
親指などでもみほぐすように刺激します。
参考文献
関連ページ
按捏法ーもみ・こねる(四十肩・五十肩に)
バストアップ・雲門
四十肩・五十肩
肌荒れ・粘膜の炎症・やけどなどのトラブルに
上腕部を温める(ニキビ・おできなどに)