目の中で黒いものがチラチラ(飛蚊症)
OA機器の前で働く若い女性でこんな症状を訴える人が増えています。
これは飛蚊症といって、じつは網膜はく離の前段階にあらわれてくる代表的な症状でもあるのです。
飛蚊症は痛みがまったくないので、ついそのままにしてしまいがちですが、放っておくと危険。
ある日突然視野が欠けて、視界にカーテンがかかったり、水がたまったりしたような状態になってしまいます。
こうなると網膜がはがれてきた証拠。
失明の恐れがあります。
飛蚊症や光視症(オーロラ状の光や蛍のような光、稲妻のような光が見える)が現れたら、早めに眼科で検査を受けてください。
20代から30代にかけては男女を問わず発症のひとつのピークといわれています。
原因とメカニズム
飛蚊症は網膜に傷や穴ができて、目の中に他の成分が混ざって視界がにごり、あたかも蚊が飛んでいるように見えてしまうものです。
この症状が進むと、網膜はく離になる恐れがあります。
飛蚊症の状態でしたら手術をすることなく、治療できます。
網膜はく離の状態までいってしまうと、手術のために、2~3週間ほどの入院が必要となります。
対策とアドバイス
若い女性の場合は、目の酷使が一番の原因となります。
とくに強めの近視の人で、コンピューターワークをしている人は要注意。
ディスプレイに向かう仕事を続けて、急に視力が落ちたと思ったら、まず、視界のチェックをして見ましょう。
視界のチェックは、
朝起きたとき、白い壁や澄み切った青空を見る。
という方法がわかりやすいかもしれません。
黒い影だけでなく、水玉や糸くずのようなものが見えたら、飛蚊症の疑いがあります。
また、光視症も網膜はく離の初期症状です。
日ごろから目を酷使している人は、くれぐれも視界のチェックを怠りなく。
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