眼球運動のメリット
私たちは、視線を変えたり、動いているものを目で追うとき、どこを使っているでしょうか。
意外なことに「眼」と答える人は少なく、多くの人が「首」と答えるのです。
実際、私達は普段、眼球運動を積極的に使っていません。
眼球運動を使わない例で、上を見るときに口が開いてしまう、という現象があります。
なぜそうなるのかというと、上を見るときに首の上下運動を使っているからです。
首を上に向けることにより、上あごが上に引っ張られるため、どうしても口が開きやすくなってしまうのです。
それを解決するには、眼球運動をうまく使う必要があります。
眼球運動をうまく使えば、首や体を使わないでもかなりの部分を眼だけで見ることができます。
しかし、訓練をして習慣にしてしまわなければ、この動きはなかなか定着しません。
そのため、仕事の合間や電車に乗っているときなど時間を見つけて練習しましょう。
眼球運動のメリット
眼球運動を積極的に使えるようになると、大きなメリットがあります。
1.頭が冴える
目は脳と直結していますので、眼球運動をすることにより頭が冴えてきます。
それに対して、首を使って物を見ている場合は、首に疲労が溜まって、集中力が途切れやすくなります。
2.疲れ目予防
眼球運動は目のマッサージになりますので、目の酷使による疲れ目の予防になります。
3.ストレス解消
4.集中力が増す
首に疲労が溜まった状態では、集中することが困難ですが、眼球運動を上手に使えば、首をほとんど使わないで済みます。
その結果、ストレスを感じずに集中力が増すのです。
集中力を高める上手な眼球運動
1.上を見る
2.下を見る
3.右を見る
4.左を見る
5.右斜め上を見る
6.左斜め上を見る
7.右斜め下を見る
8.左斜め下を見る
イラストのように、上を見るときは上目遣い、下を見るときには下目使い。右を見るときには眼球だけを右、左を見るときには眼球だけ左というように使います。
参考文献
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