肩・首のコリに効果抜群のツボ(動画付き)
定番中の定番といっても良い対処法の一つです。
「ツボはどこだ?」と難しく考えることはありません。
「気持ちいい」と感じるポイントを探して押せば、それでOKです。
血行が悪くなりがちな部分、それがツボ
古来からツボと言われる部分は、東洋医学では、気(エネルギー)の流れの通り道にある要の場所と考えられています。
解剖学的に見てみると、その多くが、筋肉の骨に近い部分である筋(腱)や神経のそばに点在しています。
腱は肉眼で見ると白っぽく見えます。
これは、腱を通る血管が非常に細いものだから。
血管が細いということは、血液が滞りやすく、その分、神経を刺激する発痛物質もたまりやすいと言えます。
痛みを感じる部分に外から力を加えて刺激することで、血液の循環を取り戻す「ツボ刺激」は、西洋医学的に見ても理にかなったものなのです。
5つの注目ポイント
「肩こりに効く」と言い伝えられてきたツボの中でも、血液循環が悪化しやすいところを重点的にチェック。
「痛・気持ちいい」点が見つかったら、指先で3~4秒押して離します。
一箇所10回程度を目安に指圧してみて下さい。
※イラストを参考に親指の腹で圧痛点を探し、「ここ」というポイントが見つかったら、爪を立てないように注意しながら押します。
「膏肓(こうこう)」「肩外兪(けんがいゆ)」をギュッ!
肩甲骨の内側に位置する「膏肓」は、僧帽筋を支配する太い神経の真上にあり、頑固な痛みを感じやすい部分。
「病、膏肓に入る」ということわざもあるように、この部分に痛みが出ると、なかなか楽になりません。
「肩外兪」は、肩甲骨の真横を走る肩甲背神経(けんこうはいしんけい)上にあるツボです。
「風池(ふうち)」「天柱(てんちゅう)」をギュッ!
髪の生え際のくぼみにある「風池」は小後頭神経の出発点。
風池のやや内側、首の太いスジの外寄りのところにある「天柱」は大後頭神経の出発点です。
自分でも簡単に押すことができます。
「肩井」を自分でギュッ!
肩井は肩甲骨の上方、僧帽筋の上にあり、最も筋肉が厚いところに位置しています。
ここは肩こりに効く代表的なツボ。
コリや痛みを感じ始めたら、人差し指、中指を使いながら押してみましょう。
参考文献
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