体温と病気の関係
これは小学校の理科か家庭科で教わる知識です。
昔は人々の平均体温がそれくらいあったのです。
しかし、現代の人々は体温が高めのひとでもせいぜい36.3℃くらい。
35度台の人がザラにいます。
具体的に、低体温がどんな状態を招くかを示しましょう。
36・5℃ 健康な人の体温。免疫力が旺盛です。
35・5℃ 恒常的に続くと排泄機能が低下し、自律神経失調症やアレルギー症が発生。
35・0℃ 癌細胞が活発に増殖。
34・0℃ 水に溺れた人を救出後、生命の回復ができるギリギリの体温。
33・0℃ 冬山で遭難した時に凍死寸前で幻覚が出てくる体温。
30・0℃ 意識消失。
29・0℃ 瞳孔拡大。
27.0℃ 死体の温度。
と、体温が下がるにつれて重大な障害が起きてきます。
人間の体は36・5℃で最も活発に働くようにできているのです。
そしてそれは、「脳」についても同じで、「冷え」は心も蝕むのです。
最近急増しているうつ病も、「冷え」と関係が深いことが医学的に証明されてきています。
アメリカのミラバルという医学博士の研究では、4000人の精神病患者を年間にわたって調査したところ、自殺した人はみな低体温でした。
うつ病が神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの働きが低下することにより起こるというのは、良く知られるようになりましたが、セロトニンの90%は脳ではなく腸に存在します。
そしてノルアドレナリンは、腎臓の上部に接している副腎髄質から分泌されます。
だから、お腹が冷えると気分がすぐれなかったり、イライラするのは自然なことなのです。
心身に悩みや不調がある人はとにかく「冷え」対策を。
参考文献
関連ページ
腹巻をしよう(お腹を温める)
しょうがの効能
水毒や冷えによる病気と体を温める飲み物
不妊・生理痛・冷え
本能に従った塩分摂取なら問題なし
塩分控えめ=健康は間違い
☆管理人補足☆
整体やマッサージを受けることでも体温は高くなります。
整体やマッサージによる反応