人間の病気の原因は歪みの固定/うつ病の治し方
(例。心臓の拍動や骨盤の開閉は左右対称の動きではありません。)
そしてその反対の極みにある歪みの固定こそが病気の原因であり、完全な固定は死です。
若者が変化を好むのは、その旺盛な生命力の現れです。
逆に、固定的に物事を考えたり、自分の感情に固執することは、精神的に老いてきたことを意味します。
だからもし、いつまでも若々しくあることを望むならば、常に変化を受け入れ、新しい物事に挑戦していくという気構えを持たなければなりません。
とりわけ老人は、よほど意識を高く持ち続けなければ、他者や世界に肯定的な関心を抱くよりも、自分自身にばかり関心を向けるようになってしまいます。
そうなれば、老いの中にこそ精神的熟成が見られるはずなのに、本来あるべき智慧も徳も失ってしまうので注意が必要です。
老人にかぎらず、人が孤独や憂鬱に悩むとすれば、それは関心を自己に向けすぎた結果でしょう。
西洋の心理学者アドラーは憂うつ病の患者に向かって、
「私の指示通りにすれば、この病気は二週間で治ります。
すなわち、どうすれば他人を喜ばせることが出来るかを考えればよろしい。
他人のことに関心を持たない人間は、苦難の人生を歩まねばならず、他人に対しても大きな迷惑をかけます。
人間のあらゆる失敗は、そのような人たちの間から生まれるのです」
と述べています。
人間の幸不幸は、どれだけその人が、それまで他人に肯定的な想いを持ち、それを言葉や行動に表してきたかという結果として現れるのです。
さて、歪みが固定する原因としては
●怒りや悲しみ、不平不満などの否定的な感情
●執着心
●不自然な食品(精製された白砂糖や科学塩、精白された小麦粉、化学調味料や食品添加物等)の摂取
●不規則な生活スタイル
●ストレス
などが挙げられます。
感情の固定はそのまま気の滞りをもたらし、体の「コリ」になるのです。
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