自分でできる頭重感・不眠矯正法
自律神経を整え、深い睡眠で元気を取り戻そう。
眼精疲労や冷え、力み、悪い姿勢、長時間の労働などによって肩首はこります。
すると溜まった老廃物が神経を刺激して頭が重く感じたり、痛みを感じるようになります。
首から頭へかけて揉みほぐし、血流を促進することで解消しましょう。
また噛み締めによってアゴが緊張していると、さらに血流が悪くなるほか、体も緊張して寝付きにくくなるので、アゴもリラックスするようケアします。
内臓が冷えたり、疲れたりしていても不眠の症状が現れることがあります。
背中から内臓に向けて気を当てると、体の中からぽかぽかしてぐっすり眠れるので、睡眠前のケアがおすすめです。
頭重感・不眠矯正4ステップ
1.拇指球で後頭骨を上に引っ張り上げ、滞った血流を促進します。
深く呼吸をしながら首の背面の髪の生え際付近にある後頭骨の出っ張りに拇指球を当て、そのまま軽く上へ引き上げて5秒ほど静止。
頭と首の骨の間でせき止められていた血液が一気に流れ出します。
2.手のひら全体で側頭部から頭頂部にかけてさするようにほぐします。
緊張している頭に手を当て、筋肉のこりをほぐし、老廃物を流します。
血液がスムーズに流れる状態をイメージしながら15~30秒ほど行います。
3.耳全体を手のひらでおおって顎関節を温め、和らげます。
口を開けた時に動く顎関節に手の付け根を当て、手のひら全体で耳を包み込むようにして顎関節周辺を10秒ほど温めます。
4.肝臓などの内臓を癒し、体の内側から温めてデトックス&リラックス効果。
腰(背面の肋骨の下)に手のひらを当て、肝臓などの内臓を温めます。
有害物質などを処理する肝臓を活性化することで、疲労物質もスムーズに排泄されます。
また人肌で温めることでリラックス効果も大。
頭重感・不眠について
1.ダラダラ続く頭の痛みや重さは血行不良が原因。
2.筋肉に溜まった老廃物を出し、集中力アップ。
3.不眠はアゴの緊張と内臓の疲れを解消すれば軽減される。
骨と筋肉のプッシュポイント(ホワイトボード参照)
側頭筋と後頭骨と顎関節
側頭筋が落ちて頚椎を圧迫すると血流が悪くなります。
側頭筋をほぐすとともに、後頭骨を引き上げて血流促進を図ります。
また顎関節を緩めて頭部の緊張を和らげることも大切です。
頭重感・不眠は精神的・肉体的ストレスも要因ですから、くつろいだ気分で行いましょう。
参考文献
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