肩こりの役割
肩こりの大きな原因は
1.食べ過ぎ
2.眼の疲れ
食べ過ぎによる肩こりは、肩や首の下の方、そして背中のこりとして現れます。
食べ過ぎといっても、量だけのことではなく栄養の過剰も含みます。
眼や頭の疲れによる肩こりは首こりに近かったり、肩甲骨が筋肉に張り付いたように動かない、とか背中というより背骨がこったような感じとして現れます。
ひどい肩こりはこの2つが複合したタイプなので、いくらマッサージに行っても体の使い方を変えなければ、変わりません。
肩こりの役割
体に不要な営みというのは一切無く、肩こりも必要だから起こっています。
肩に防波堤のようなコリを作ることで、脳へのダメージを与えないようにしているのです。
たとえば食べすぎからくる肩こりは、食べ過ぎて汚れた血液が脳に行かないようにする肩こり。
頭の疲れによる肩こりは、緊張して細くなっている脳の血管を守るための肩こりです。
だから、体の使い方を変えないで、コリを邪魔者扱いしてもみほぐすばかり、というのは危険です。
大切なのは、肩こりを取ることより肩にコリを作る必要をなくすようにすることです。
自覚がないけどこってるらしい
体の機能の凄さのひとつは順応性。
たとえば眼や頭を使っていると、はじめのうちは疲労感を感じるものの、更に酷使し続けていると疲れを感じなくなってきます。
整体を受けたり、体の使い方を変えたりすると、疲れやすくなったり風邪を引きやすくなったりすることがあります。
これは体が弱くなったのではなく、体の感覚が蘇って敏感になってきたり、風邪のような症状を使って毒出しをしている証拠。
自覚がないのに「すごくこっていますよ!」と指摘されたら、もしかしたら体の感覚が鈍っているのかもしれません。
ただし、実はマッサージが下手で、肩が緊張するということも少なくありません。
人の指摘より、自分の快・不快という感覚を研ぎ澄ますことが一番確かだと思います。
関連ページから「ストレッチテスト」を試すのも参考になるでしょう。
肩こりになりやすい性格?
必要以上にいつも神経や頭を使っていると、肩甲骨まで頭の方へ上がってきてしまい、そのまま固まってしまいます。
また、肩甲骨は胸の裏側にあるので、呼吸が浅いと肩甲骨の動きが悪くなりやすいです。
つまり、言いたいことや、やりたいこと、食べたい物などを我慢しているのも肩こりの原因になるので、ときには思い切り欲求を発散させることも肩のこらないからだ作りになります。
参考文献
関連ページ
肩こり・頭痛の原因と対策
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