緊張でゲップが出る人は食後にお茶を
上司に仕事上のミスを注意されてる時に、あまりの緊張でついゲップが・・・というケース。
ゲップの正体は、食道や胃に溜まった空気。
緊張するとゲップが出るということはストレスがかかることで当人が気づかないままに空気を飲み込んでいることを意味します。
ストレスがかかると無意識のうちに空気を飲み込むクセのある人を「空気嚥下症」といいます。
原理は緊張するとゴクンとつばを飲み込むのと同じです。
人間は脳にある満腹中枢が刺激されるとリラックスするようにできているので、緊張状態になると無意識に満腹を目指して、「飲み込む」という行為をしようとします。
口の中に唾液があればつばを飲み込むのですが、その時無意識に、一緒に空気を飲んでいるのです。
空腹感を覚えた脳にとっては空気も腹の足しなのです。
結局のところ緊張時のゲップは、ストレスから逃げようとする防衛反応の廃棄物。
予防法を紹介します。
1.食後にお茶を飲む。
緑茶には「テアニン」という旨味成分が含まれますが、テアニンは脳のリラックス状態を示す脳波のα波を増加させます。
ポイントは「リラックス」なので紅茶やハーブティーなどでもOK.
同じ「飲む」なら空気や唾液よりお茶やコーヒーが効果的です。
2.胃薬は食前が効果的
胃薬を食前に飲むと、食べ物が入る前に胃の調子が整えられるため、胃もたれを防ぎ、ゲップも出にくくなります。
3.消化のよい食べ物にする
アルコールや刺激の強い香辛料を摂ると胃の中にガスが発生することがありますので避けましょう。
柔らかく煮たうどん・かぼちゃ、キャベツ、バナナ、豆腐は、消化されされやすい食べ物です。
他に、リンゴやキウイ、カブ、大根も消化を助け促進する作用があり、胃もたれ改善には効果的です。
4.よく噛み、ゆっくり食べる。
5.腹八分目に留める。
上記の対策をとっても改善しないという場合は胃拡張のように形状以上が原因になってゲップという症状を呈していることがあります。
空腹時でも ゲップが出る
という場合や、胃の不調、膨張感、空ゲップが続く場合は一度内科で見てもらいましょう。
検査で問題がないと分かれば、それで安心してストレスも少しは減ります。
参考文献
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