大腰筋+腸骨筋(+小腰筋)=腸腰筋
●腰痛
●骨盤
●骨盤矯正
●姿勢
●便秘
●股関節痛
●O脚改善
といった話題で登場した「大腰筋」「腸骨筋」「腸腰筋」。
イラストとともに詳しくご説明します。
大腰筋、腸骨筋は姿勢維持、歩行のために極めて重要です。
大腰筋と腸骨筋、小腰筋の総称が「腸腰筋」です。
小腰筋は約50%の人に欠如しています。
大腰筋は股関節屈筋の中で最も強力な筋です。
腰痛の原因の5割は大腰筋の拘縮にあると言われます。
腸腰筋は深層筋肉とか、深部筋肉と呼ばれており、生命活動にも非常に重要な役割を持った筋肉です。
というのは、この筋肉群は背骨から大腿骨にかけて引っぱり上げるように繋がっており、地球上に掛かる重力から身を守るという役目を担っている筋肉だと考えることが出来るからです。
日本人とアフリカ人を比較すると、大腰筋のサイズには著しい違いがあります。
大腰筋の筋断面積は、アフリカ人が日本人に比べて3倍以上も大きいそうです。このことは、彼らのスプリント能力と無関係ではなさそうです。
腸腰筋は、内臓と脊椎の間にあることから、深部腹筋群とも総称され「見えない筋肉」の代表ともいえます。
大腰筋が弱くなると、お腹がせり出して、反り腰になり、トイレで便を押し出す力も弱くなります。
余談ですが虫垂炎の際に、大腿を過伸展すると激しい痛みを訴えるのは、虫垂が大腰筋の上に位置するためです。
↑6番が虫垂。
参考文献
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