脳を活性化するツボ
脳の働きは老化とともに衰えていき、やがて認知症へとつながります。
認知症は高齢者だけの問題ではありません。
携帯機器やパソコンなどの普及、ストレス社会といった様々な要因により、脳の老化は年々加速する傾向にあり、若年層にも広がってきています。
脳を鍛えるゲームや本などがブームになったのも、脳を活性化して認知症を予防しようという気運の高まりが大きく影響していると言えます。
認知症の大半は、脳内でさまざまな変化が起こり、脳の神経細胞が急激に減って起きる「アルツハイマー型認知症」と、脳の血管が詰まったり破れたりすることによって、その部分の脳の働きが悪くなるために起こる「脳血管性認知症」です。
なかでも後者は多く、近年では高齢者だけでなく、若年層にも増えている症状です。
したがって、この予防には脳の血の巡りを普段から良くしておく必要があります。
刺激ポイント
●太淵 たいえん
神門と左右対称の位置、手首の横じわの親指側のくぼみ。
ここを刺激することで脳の活性化につながります。
●神門 しんもん
手首の横じわの小指側にあるくぼみ。気分を落ち着かせる効果があります。
●陽池 ようち
甲側にある手首中央のくぼみ。
末梢血管の循環を高め、脳を活性化します。
●陽谿 ようけい
親指と手首の交差部にできるくぼみ。
末梢へ血液を促します。
●暘谷 ようこく
手首の小指の下のくぼみ。
神門と同時にはさんで刺激すると脳の疲れが取れます。
プラスα対策 手首のブルブル対策
手首をブルブル振って、関節をゆるませると手首が柔軟になり脳も活性化します。
この体操は座ったままでも立ったままでもできます。
肩の力を抜き、ゆったりとしたテンポで振るのがコツです。
参考文献
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