脇腹から下腹は跳ね返るような力強い弾力があったほうが良いといえます。
反対に、上腹は柔らかいほど良く、おへそ周りの中腹はその中間で、柔らかさと弾力を兼ね揃えた感じが理想です。
この辺りは柔らかければ柔らかいほど良く、グッと押した時にズブッと指が入るくらい、ふにゃふにゃな状態がベストです。
しかし、たいていの人がかなり張っているでしょう。
上腹部の中心になるのがみぞおち部分で、重要なポイントです。
肋骨の一番頂点から指二本ぐらい下のくぼみ。
押してみて一番へこみやすいところです。
ここは体のどこが緊張していても、すぐにここの緊張として反映されるポイントです。
頭の緊張も、肩こりも、とにかくちょっとした緊張ですぐにここが硬くなります。
ここに手を当てて呼吸をしてチェックしてみましょう。
息を吸った時も吐いた時も、力が抜けていればいい状態です。
固い場合は、充分にリラックスできていないということです。
上腹部のゆるめ方
上腹部を触ってみて、ここが張っているなという部分があったら、その箇所に手を当てて呼吸します。
吸うときに指を押し返すようなつもりでおなか側からゆっくり圧力をかけ、吐く時にお腹の圧力もふ~っと抜きます。
息は鼻から吸って,鼻から吐く。
一度腹圧をかけてからふ~っと抜くことで、緊張しているところをゆるめることが出来ます。
うまくいけば一呼吸でゆるみ始めます。
多くても3~4回やれば十分です。
触っているところと、その裏側の背中側が温かくなってきたらリラックスしたしるしです。
もう一度お腹を軽く押してみると、その手応えの変化がわかります。
だんだん内側からの感覚のほうが強くなってくるでしょう。
(手でお腹を触っている、というより、お腹が手に触られている、と感じられたら成功)参考文献